第66回日本音声言語医学会総会・学術講演会

ご挨拶

会長写真

このたび、令和3年(2021年)10月7日(木)、8日(金)の2日間にわたり、第66回日本音声言語医学会総会・学術講演会を開催させていただくことになりました。翌9日(土)には、ポストコングレスセミナーも開催いたします。香取幸夫理事長、大森孝一前理事長をはじめ役員、評議員、会員の皆様のご厚意により、この機会を賜りましたことに心から感謝を申し上げます。

今回の学術講演会は、企画段階で未曾有の感染症が大流行している状況から、役員の皆様のご理解を賜り、ウエブでの無観客開催とする方針といたしました。これまでの本学会の歴史のなかでも、現場には無観客、という形式での開催は初めてとなります。新しい生活様式が模索されている現在、本学会の開催に際しても、前例が無いことを前向きに捉え、ウエブでもライブ感を味わっていただけるような、そしてリモートであってもオンタイムでご参加いただけるような形式・内容とすべく、現在事務局として様々なアイデアを練り、準備を進めております。具体的には、ウエブ開催・リモート参加と謳っての開催ではございますが、一部の演者や司会の方々には、発信基地となるスタジオにお越しいただき、オンラインでご参加される方々とのやりとりを交えながらの進行が叶えばと計画しております。

特別講演としては、言語学者の金田一秀穂先生と、音声外科医のDomingos Hiroshi Tsuji先生にご講演を賜る予定です。両先生は、言語学、そして音声外科の権威であり、大変興味深いお話をいただけることと存じますので、是非ともご期待ください。その他の企画も、「一度まとめて勉強しておきたい」、と会員の皆様が感じていらっしゃるようなトピックを検討し、盛り込みたいと考えています。なお、ポストコングレスセミナーは、ご参加される方々の「日常診療のギモンに答える」、というコンセプトで計画しています。

本学会は、観客席のある会場から放映するわけではありませんが、いわば無観客ライブの形式となります。新しい形式での学術集会が、ご参加いただく多職種の方々にとって実り多きものとなりますよう、工夫を凝らして鋭意準備を進めて参ります。会員の先生方に於かれましては、引続きご指導とご協力をお願い申し上げますとともに、多数の皆様のご参加を心からお待ちしております。

第66回日本音声言語医学会総会・学術講演会 会長
齋藤 康一郎 (杏林大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 教授)